先月、第一種衛生管理者試験を受験してきました。
そして、無事に合格しました。
正直受かるかどうか微妙なところでしたが、なんとか合格してホッとしています。
今回は、私がどのようにして第一種衛生管理者試験に合格したのか、ご紹介したいと思います。
第一種衛生管理者試験の概要
最初に私が受けた第一種衛生管理者試験について簡単にご説明します。
資格の種類:国家資格
試験時間:3時間
(私が受験した近畿安全衛生技術センターは午後1時30分から試験開始でした)
問題数:44問
受験料:8,800円(2023年6月時点)
試験会場:全国に数カ所ある安全衛生技術センター
※出張試験という制度があり、年に1〜2回、安全衛生技術センターとは別の会場で試験を実施します。
(近畿地方は7月~11月頃に実施)
安全衛生技術センターが自宅から遠い方は出張試験を利用したほうが便利だね。
なぜ受けようと思ったのか
受験するきっかけは、同じ理由の方もいらっしゃると思いますが、会社からの指示です。
ひとつの事業場で常に働いている労働者が50人以上になると、この資格を持っている人が必要になります。
会社の将来に備えて資格を取得することとなり、巡り巡って私に指示がきた次第です。
試験当日までの道のり
12月:試験を受けるよう会社から指示
いつまでに試験を受けるか時期の指示は無かったので、春ごろに受けようかな〜と、ふわっと考えていました。
とりあえず参考書を購入。
▲こちらの参考書を購入しました。
「スッキリわかる 第1種衛生管理者 テキスト&問題集(TAC出版)」
1月〜3月前半:参考書を読む
この時期は、参考書を一冊読みました。
寝る前に少しずつ読んでいこうと考えていたのですが、読み始めると、すぐに眠くなり全く進まず。。。
(なんと!!一冊読み終わるのに3ヶ月もかかっていた!!)
それと同時に、大学卒業証明書等、受験申請に必要な書類を準備しました。
3月後半:受験の申し込み
受験料が値上げになると知り、5月中に試験を受けることを決意。
3月末に受験申請書の送付。
※2023年6月1日以降の試験から6,800円→8,800円に値上がりしました。
※私が受験する予定の近畿安全衛生技術センターの場合、受験の申し込み状況はホームページの「お知らせ」一覧から確認が可能でした。
3月末頃から、そろそろ本格的に勉強しないとマズイと焦りだし、過去問題を利用して勉強する。
(採点したところ、全く合格点数に届かず・・・)
4月:本格的に勉強開始
通勤時にスマホアプリで過去問を解く+帰宅時に最寄り駅近くのマクドナルドで45分ほど勉強して家に帰るのが日課に。しかし土日は勉強せず。
4月末頃になると過去問で5~6割正解するようになってくる。
5月:勉強追い込み〜試験日
ゴールデンウイークは、旅行に行ったこともあり、ほとんど勉強しませんでした。
このままではヤバイと焦り出し、翌週から集中して勉強するようになる。
(この1週間は本気で集中して取り組みました)
この一週間は、苦手ジャンルを中心に暗記に取り組みました。
第一種衛生管理者の試験は、◯◯年、◯◯人といった数字や、物質名を覚える暗記項目が多いです。
暗記するために、自分で語呂合わせを考えたり、
自分なりにグループ分けしたり(この項目の例外はこの物質の1年間で、他は6ヶ月と覚えよう・・・等)自分なりに工夫して必死に暗記しました。
そのおかげて過去問の解答率が9割を超えるようになりました。
過去問が解けるようになったことで、自信と余裕が出てきてしまい、試験直前の土日は、ほとんど勉強せず・・・。
そして試験当日を迎えました。
試験会場への行き方
私の場合、兵庫県加古川市にある近畿安全衛生技術センターが試験会場でした。
電車だと、JR大阪駅から新快速に乗ってJR加古川駅まで約50分くらい。
そして、JR加古川駅から
①電車を乗り換える(JR加古川線で神野駅まで) or ②バスに乗る
のパターンがありますが、私はバスを利用しました。
※神野駅から近畿安全衛生技術センターまでは、約1.5kmあるので、20分ほど歩く必要があります。
JR加古川駅に12時少し前に着いたのですが、試験会場へ行くバス乗り場だけ、長蛇の列でした。試験開始時間に合わせてバスに乗る予定であれば、長蛇の列が目立つと思うので、間違えて違う行き先に乗ることはほぼないと思います。
満員バスに揺られて近畿安全衛生技術センター前に到着。
バスから降りると、「えっ、ここどこ?」と思うような試験前の緊張感とは無縁の、のどかな風景が広がっていました。
そして、試験会場らしい建物もなし。
▲バス停です。
▲バス停付近の風景。えぇ~天気や~。
「ここからどうやって行けば?」と思ったのですが、バスを降りた人達がバスの進行方向にある横断歩道を渡っていくので、遅れずに後についていきます。
横断歩道を渡り、左側の坂道を登ります。
▲けっこう急な坂です。
坂を登り切ったところで下に降りる階段があるので、下に降りて右手に真っ直ぐに進むと近畿安全衛生技術センターが見えます。
試験会場に到着
試験会場にやっと到着。遠かった・・・。
▲奥に見える建物が近畿安全衛生技術センターです。
試験開始の約1時間前に到着しました。
試験会場の掲示板から自分の席は2階の会場であることを確認。
もし試験会場で昼食をとろうと考えている場合は、2階に休憩スペースがあるのでそこで飲食が可能です。
ただし、試験会場付近にコンビニ等はないので、事前に購入しておく必要があります。
席を確認したところで、2階の休憩スペースでお昼ご飯にしました。
私以外にもチラホラ食事されている方がいます。
昼食後、試験の説明が始まる13時15分まで試験勉強。
試験開始の15分前になり、試験についての説明がありました。
試験開始
そして試験開始。
試験中に本人確認のために1人ずつ声をかけられました。(一瞬で終わります)
試験の内容ですが、過去問と同じ内容の問題もありました。しかし、今まで出題されたことが1度も無い範囲からの問題もありました。
印象的だった問題
問題用紙は持って帰れないため、記憶に残った問題をご紹介します。
■BMI値の計算
■労働衛生コンサルタントに関する資格取得方法、業務内容の詳細についての問題
■喫煙所で飲食可能か? また、第一種施設・第二種施設の違い
■熱中症の重症度とその内容
■第二酸素欠乏症に該当する内容はどれか
→汚水と海水と覚えていたが、どれが汚水にあたるか正しく理解していなかった。
BMI値の計算や、労働コンサルタントの問題も出るのか〜‼︎と思いました。
参考書に載っていた内容をサラッとしか確認していなかった箇所からかなり出題されたように思います。
「これって・・・もしかして試験落ちたんじゃね?」と心のなかで叫びながら試験を解いていきます。
試験開始から1時間が過ぎ、退出可能時間となりました。
問題を解き終えた人達が続々と帰っていきます。
私は、この時点で残り10問ほど。
さらに続々と帰っていきます・・・。
私は試験開始から2時間後に帰ったのですが、その時は数人しか残っていませんでした。
試験時間に対して問題数は44問と多くないので、ほとんどの方が試験終了時間前に帰ってしまうみたい。
試験終了後
問題用紙は先に書いた通り、持って帰れません。
よって自己採点は自分が覚えていた問題のみになりますが、その時で既に6問間違えていました。(ヤバい‼︎)
5択中、3択はわかったけど、残り2択がわからない問題をほぼ間違えていました!!
5択問題を舐めていたかも。
各科目で4割以上の正解は必要ですが、全体で6割以上正解でないと合格しないので、単純計算で44問中27問は正解する必要があります。
既に6問の間違い・・・やっぱり試験ダメだったかも・・。
へこんだ気持ちのまま、出入口に置いてあった、もしも・・・もしも合格した時のための免状申請書類と、不合格の時に再受験する受験申込書を貰って近畿安全衛生技術センターを出ます。
帰りも行きと同じようにバスに乗って帰りたいところですが、行きと異なり1時間に数本しかバスがありません。そして、今からバスに乗ろうと思ったら1時間待ち・・・。
早く帰りたかった私は、事前に会社に申請していたこともありタクシーで帰りました。
(JR加古川駅まで約1,800円でした)
自宅に帰り、家族に試験の手応えを伝えると、あっさり「また来月試験があるんでしょ?もう1回ぐらい頑張れば?」と既に家族内では、試験に落ちたことになっていました。(涙)
試験後、結果発表日まで胃の痛い日々を過ごす事になりました。
結果発表日
試験から一週間後にWeb上で合格者の受験番号のみ発表されます。
9時30分頃から発表されるようです。
私は会社のメンバーから色々訊かれるのを避けるために夕方にコッソリ確認しようと思っていたのですが、今日が結果発表日と知っていた先輩社員から合格発表一覧を出力した用紙をいただき、早速結果を確認する事に。
結果は・・・合格でした〜‼︎
マジかー‼︎と思い、何度も受験番号と合格一覧を確認する私。
恐らくギリギリの合格だったかと思います。
それでも合格。ホントに良かった〜。
「合格通知」「結果通知(不合格の人はコチラ)」は
試験結果発表日にハガキで発送されるとのことです。
▲webでの発表から数日後、ハガキで合格通知書が届きました。
今回は受験者203人(受験番号から確認)に対して合格者は73人でした。
ホントに合格して良かった〜。
まとめ
過去問を勉強するだけでは、合格は正直難しいと感じました。過去問題を解きつつ、参考書で理解を深めていくのが大事だと思います。効率よく暗記するのも大事かもしれません。
どのように勉強したのかは、下記にご紹介しています。